小児皮膚科

ステロイドの使用について

ステロイドの使用について

皮膚科では湿疹をはじめ様々な疾患に対し、ステロイド外用剤を処方することが多々あります。ステロイドの使用について不安を持たれている方もいらっしゃいますが、ステロイド外用剤は危険な薬ではありません。お伝えした用法・用量を守って使っていただければ、小さなお子様に使用しても問題ありません。

継続期間や使い方に不安がある場合は、丁寧にご説明いたします。お気軽にお声かけください。

アトピー治療について

アトピー治療について

アトピー性皮膚炎は、初期治療が大変重要です。アレルギーを悪化させないためには、小さいうちに治療を始めることが効果的なのです。また、症状がまだ軽いうちに手を打つことで、アレルギー性鼻炎・喘息・食物アレルギーなどの「アレルギーマーチ」を予防することができると言われています。

症状、治療法について

イボ(ウイルス性疣贅)

「イボ」は、皮膚から盛り上がってできる小さなできものの俗語で、たくさんの疾患があります。一般に皮膚科でいう「イボ」は、ウイルス性疣贅にことで、ヒト乳頭腫ウイルスが小さな傷口などから感染してできるものです。足や手に最も多く生じます。

症状

自然になくなることは少なく、徐々に大きくなったり増えたりしますので、小さいうちに治療することが大切です。

治療法

液体窒素・スピール膏などで治療をします。大きいイボは治療に長期間かかることが多いので気づいたら早めに受診していただくことをおすすめします。

水イボ

水イボは、7歳以下の子どもに多い軟属性ウイルスの感染症です。どんどん増えていってしまいますので、見つけたら早めに受診してください。

治療法

水イボの中にはウイルスを含む塊があるので、それをピンセットでつまんで取り出します。シール状の局所麻酔を使用し、痛みを和らげて処置することができます。ただ、やはり嫌がるお子様は多いので、当院ではお子様の様子を見て、それでも痛みや恐怖で泣いてしまい、処置が難しい場合は、保護者の方と相談しながら治療方針を決めていくことにしています。

※水イボで受診された方は、受付にお声がけください。

とびひ

とびひは、虫刺されやあせも、湿疹などをかいてしまった部位に、黄色ブドウ球菌や溶連菌が増殖して起こる疾患です。夏に多く見られる病気で、全身のあちらこちらに広がっていくことの多い疾患です。

症状

小さな水疱ができ、水疱が破れると、ただれてジクジクしたかさぶたもできます。

治療法

早めに受診して治療を行うことをおすすめします。治療は、抗菌剤など外用し患部をガーゼで覆うのが基本です。ご自宅での処置方法も丁寧にお伝えしております。

小児に多いウイルス感染症

発疹は、水疱瘡や手足口病などの伝染病によって起こることもあります。特に高熱を伴う場合は、こうした病気であることが多いです。

症状

水痘・手足口病・伝染性紅斑(りんご病)など、ウイルス感染によって発疹が生じる疾患です。 学校停止の疾患もありますので、疑わしい場合は、早めに受診して下さい。

治療法

伝染病の場合は、安静にしながら自然に治るのを待つことになります。高熱が続く場合は、解熱剤などを使用することもあります。

※水疱瘡の後に、ヘルペスや帯状疱疹になることがあります。お子様が発症することは少ないですが、症状が出たときには投薬治療ができますので、受診してください。

ケガ・やけど

ケガややけどなどの外傷は、軽傷であれば自然と治りますが、子どもの方が、大人よりも痕が残りやすい場合もありますので、早期に治療することで、早くかつきれいに治すことができます。

ケガをしたときのお家での処置

まずは患部を石けんで洗い、清潔な状態にしましょう。その後で、必要に応じて適切な薬を塗布しましょう。

やけどをしたときのお家での処置

やけどをしたときは、まず何よりも先に患部をすぐに冷やしましょう。

治療法

塗り薬を使って炎症を鎮めます。深いやけどにならないためには、早く炎症をしずめることが重要です。冷やしながら来院していただくとよいです。

赤ちゃんによくある皮膚トラブル

赤ちゃんによくある皮膚トラブル

乳児の皮膚は大人よりも薄くて弱く、肌トラブルを起こしやすいです。特に、生まれてすぐの赤ちゃんは湿疹やニキビ(新生児ざ瘡)ができやすいです。

1日1回は石けんで全身を洗うようにして、皮膚を清潔に保ちましょう。ただし、洗いすぎている場合もあるので注意が必要です。ふいた後はすぐに保湿剤で、保湿をしましょう。

●乳児湿疹

乳児湿疹は、生後まもなくから1歳ごろまでの乳児にできる湿疹の総称です。この時期の赤ちゃんの湿疹は、原因がわからないことも多いため、特定の診断が難しい症状のことを「乳児湿疹」と呼んでいます。

頬や口周り、あご、頭などに湿疹が出やすいです。皮膚がうすく湿疹ができると、急速に悪化することが多いので、早めに受診していただくことをおすすめします。

●オムツかぶれ

オムツかぶれは、オムツがあたっている部分に起きる皮膚の炎症です。ウンチやおしっこなどの刺激や頻回に拭くことが原因で起こります。

ウンチやおしっこが肌に長時間触れていることが主な原因なので、オムツをこまめに替え、洗った後はやわらかいタオルでやさしく水分をふきとるようにしましょう。オムツをつける前にワセリンを塗ると、皮膚を保護することができます。
ご自宅でのケアで赤みがおさまらない場合は受診して下さい。

●あせも

あせもは、皮膚にある汗の通り道や出口が詰まることで起きる炎症です。大人より汗腺の密度が高く汗をかきやすい子どもは、高温多湿になるとあせもになりやすいです。

多くの場合は、かゆみを伴う赤いボツボツがたくさんできます。脇の下や首の周り、オムツのしめつけ部分などに多く見られます。かゆみのない小さな透明な水ぶくれができることもあります。

●乳児脂漏性湿疹

乳児脂漏性湿疹は、赤ちゃんの頭やまゆ毛、髪の生え際などに、カサカサとしたフケがみられたり黄色っぽいかさぶた状のものができることです。ホルモンの影響による皮脂の分泌が原因で、ほとんどの場合は生後3~4ヶ月までに、過剰な皮脂の分泌はおさまりますが、炎症がつよくなり外用治療が必要なことも多いです。

●新生児ニキビ(新生児痤瘡)

新生児痤瘡は、生後1週間ごろから頬や額、あごなどの皮脂分泌が多い場所にできる、ニキビのようなもののことを言います。ホルモンの影響で過剰に分泌した皮脂が毛穴に詰まり、そこに細菌が感染することで炎症を起こし、ニキビのような発疹になってしまうのです。

ほとんどの場合は、ホルモンが減って皮脂の分泌がおさまる生後2ヶ月ごろまでに、自然に治ります。

思春期のニキビ治療について

思春期のニキビ治療について

「最近顔が脂っぽくて気になる」
「毛穴が開いてきた気がする」
「ニキビが増えてきて対処できていない」
などの状態にお悩みの方に対して、外用剤による治療とホームケアを指導しています。
お気軽にご相談ください。

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    お子様も保護者の方も安心して通院できるように心掛けています。小児科通いでスッキリしない皮膚症状は、当院にご相談ください。

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